弓道なぎなた薙刀日本の武道腰矢組弓射礼日置流弓口伝之書五射六科竹林派射形巻無言歌印西派歩射騎射歴史技術全日本天道流他練習法写真解説 割引

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日本の武道 弓道・なぎなた 和敬洗心の道 
講談社 昭和58年発行当時の定価セット価格188,000円約30×22×3cm金箔押し布張り上製本カラー・モノクロ 279ページ
※絶版
日本の武道の技術や歴史、教えとその哲学について、昭和末期当時の最高峰の執筆陣が、第一線で活躍する指導者の豊富な写真図版等とともに解説する。
本書はそのシリーズのうち、弓道・なぎなた。技術の部は連続写真あり。愛好家必携の大変貴重な資料本。

【目次より】●日本の武道 弓道 目次弓道腰矢組弓正射必中 中 養真 貫 精進 久修技練心 足踏 胴造 弓構 紅葉重ね 離 残心心之抄精励の心 稲垣源四郎-武人の「心」と「形」の躾  長谷川如是閑忽然我茲に在るを悟る 宇野要三郎技術之部第一章 弓術修得の心得第二章 射法・射術の実際第三章 五射六科第四章 弓道の施設・用具と競技法第五章 射礼入門歴史之部第一章 武士の道弓射文化のあけぼの 原始時代文射と武射 古代武家と弓射 中世(一)騎射の盛衰 中世(二)流派の発生と成立 中世(三)歩射の盛行と騎射の復興 近世(一)弓射のスポーツ化 近世(二)第二章 近代弓道の流れ衰退と復興の時代 明治・大正時代発展の時代 昭和前期再生と飛躍の時代 戦後弓道一筋第一章 弓のこころ無言歌印西派日置流弓口伝之書 雪荷派・道雪派射形巻 竹林派辻的之書 庶民の弓第二章 弓に生きた人々勇壮華麗な弓術絵巻 鎮西八郎為朝通し矢競技に賭けた二人 星野勘左衛門と和佐大八郎通し矢最後の名人 石崎反求堂天覧!星兜を見事射抜く 関口源太近代弓道の復興に努力した 岡内木第三章 日々是修行 
●日本の武道 なざなた 目次花にして一人当千の勇私に厳しく、人に寛く求道、無限なり心之抄理想への限りなき精進 川村福二四つの習い 東與子技術之部第一章 なぎなたの基礎第二章 なぎなたのわざ第三章 全日本なぎなた連盟の形なぎなたの技術内容とその練習法歴史之部第一章 なぎなた道の発達 「なぎなた」の起こり「なぎなた」のいろいろ女性の教養、教育の道「新しいなぎなた」の出立忍耐と自信のなぎなた人生 小西静子第二章 流派の発生とその特徴天道流直心影流戸田派武甲流無辺流
【全集 序文より】『日本の武道』刊行にあたって 編者代表 今村嘉雄「日本のこころ」と武道 現代の武道は、いわゆる古流武道を伝承発展させたものである。古流武道は、われわれの遠い先祖が狩猟を生産活動としていた時代に源を発し、狩猟法からしだいに武技、護身術として発達し、室町時代の後期ごろに流派として素朴な体系をもつようになった。これらの古流武道は、原始的な神霊思想(シャーマニズム)とも関連し、さまざまな祭典や儀式の行事として、また貴族や武家の練武と遊びを兼ねた狩猟活動として、さらには「通し矢」などのような近代的ともいえる記録競技や、江戸時代の藩校に見られるような教科活動として、活発に行われてきた。とくに競技的、教科活動的な側面が現代武道として継承、発展しつつあるとも言えるであろう。 一方、古流武道は神道・仏教(顕・密両教、とくに禅)・儒教・老荘思想、さらには国学思想などとも深いかかわりをもつことによって、日本人としての道徳観や美意識の確立に大きく寄与してきた。これらの思想は、その技法とともに現代武道に伝承され、さらに高度の西欧的な教養を加えて、日本国民の精神構造の基盤をなしている。 戦後、武道は急速に国際化し、昭和三十九年(一九六四)の東京オリンピックには正式種目として「柔道」が加えられた。欧米の産業人や青年層には、今や武道を通して日本人の心を知ろうとしている人たちが急速に増加しているという。戦後数十年で目ざましい経済成長を遂げた原動力を武道の心に求めようとしているのである。もし「武道の心」が新渡戸稲造の言う「日本のこころ」(soul of Japan)に含まれるならば、欧米人の発想は必ずしも短絡に過ぎるとは言えないかも知れない。 しかし日本はいま政治、経済、外交、教育等いずれの面においても、決して楽観が許される状態ではない。とくに教育の荒廃は、それが先進諸国に共通の悩みとはいえ、この複雑な症候群への対策こそは最も急を要する深刻な課題である。 この『日本の武道』は、武道が日本人固有の最もすばらしい文化財の一領域であるという認識に立ち、二十一世紀の日本を展望しながら、新しい時代に即した武道による社会秩序の教育的再建を、健全な良識をもつ人々に広く呼びかけようとするものである。 本叢書では、まず武道の成立過程やその思想的背景を大観しながら、武道の古典の中にそのまま現代武道の学習に通ずる技法・心法の妙があることを示すとともに、それらが現代武道にどのように生き生きと、しかも力動的・合理的に実現されているかなどを、現代武道十種目を中心に実証しようと試みた。すなわち数十ページに及ぶ口絵に事理一元(技と理論との一致)の武道精神を象徴化し、本文では豊富な連続写真、図解などによって技法の分析的かつ総合的な解明を試みた。 その場合、当然ながら武道とスポーツの関係が解明されなければならない。武道と武士道との関係、武芸または武術と武道との関係も同様である。武道が競技的な側面を持つことは当然のことながら、西欧スポーツは本質的に「遊び(プレイ)」を前提とし、武道は本質的に「人間形成(修身)の行い」であることを前提とする。それは嘉納治五郎が「競技」という用語を避けて「大日本体育協会」とし、「スポーツ振興法」(昭和三十六年制定)が、競技的・非競技的な運動を含めて、スポーツは「心身の健全な発達を図るためにされるもの」と規定したのと同軌である。いずれもスポーツ解釈の武道的・日本的把握とみてよい。 なお本叢書では、武道と特に関連の深い、美術、伝統芸能(茶・書・能・花)をはじめ、禅、儒、養生訓までを採りあげた。冒頭にも述べたように、武道をわが国固有の根源的な文化財として総合的に把握することを編集基本方針の一つとしたためである。 また、先にも触れたように各武道の巻頭には独特の導入ページ(口絵)を設け、それぞれの武道の精神を視覚的に把握できるように工夫した。さらに本文のまえに、武道を志向する読者の精神的な支えとなるような特別読物を、広く各界の権威の方々から寄稿していただいたりして収める等の配慮を加えた。 この『日本の武道』は、直接には学校や職場や町なかにあって、みずから武道にはげみ、またその指導に当っておられる方、武道を職務の一端とされている警察官、自衛官、および有段者を含む一般の武道愛好者の方々を対象として編述したものであるが、それらの方々の子弟である学生・生徒の諸君にもぜひ愛読されるよう心から熱望してやまない。

●編集委員 代表 今村嘉雄 東京教育大学名誉教授・文学博士老松信一 前全日本柔道連盟事務局長江里口栄一 日本武道館理事伊保清次 中京大学教授植芝吉祥丸 合気会理事長藤原稜三 国際武道アカデミー理事醍醐敏郎 警察大学校教授鈴木義孝 日本少林寺拳法連盟理事入江康平 筑波大学助教授桑田忠親  国学院大学名誉教授・文学博士鎌田茂雄 東京大学教授・文学博士表 章 法政大学教授装幀 市川英夫アートディレクト 市川英夫 大前英史●執筆者  弓道稲垣源四郎(技術之部第一章、第二章、第三章、弓道一筋第三章)入江康平 (技術之部第五章、歴史之部、弓道一筋第一章、第二章)森俊男 (技術之部第四章) なぎなた 徳永千代子
日本の武道弓道・なぎなた執筆・協力者一覧(敬称略)
【弓道】執筆・指導  稲垣源四郎 筑波大学・早稲田大学弓道部師範 範士八段入江康平 筑波大学助教授 錬士六段森俊男 筑波大学医療短期大学部講師 五段宇野要三郎 元全日本弓道連盟会長 範士十段長谷川如是閑【弓道】演武  稲垣源四郎 筑波大学・早稲田大学弓道部師範 範士八段岡井満 範士八段岡井瑛・岡井耀士川向洋子 筑波大学筑矢会松尾牧則 筑波大学弓道部西野敏哉 早稲田大学稲弓会桑本六実 早稲田大学稲弓会腰矢組弓保存会 恒吉力雄石堂市男 森秀一桑原畩夫 矢野恒雄中出口正行 吉留順一郎【弓道】取材協力  斎藤直孝 塚本昇 松永重昭三十三間堂(蓮華王院)生弓会(生弓斎文庫)中央大学筑波大学体育会弓道部早稲田大学体育会弓道部
【なぎなた】執筆・指導川村福二 全日本なぎなた連盟副理事長小西静子 全日本なぎなた連盟理事長谷藤貞子 岩手県なぎなた連盟会長徳永千代子 全日本なぎなた連盟常務理事戸谷明子 全日本なぎなた連盟顧問 直心影流第十七代宗家東與子 全日本なぎなた連盟顧問美田村武子 全日本なぎなた連盟顧問 天道流第十六代宗家
【なぎなた】演武 稲岡和子 全日本なぎなた連盟評議員 五段小野恭子 全日本なぎなた連盟 錬士鍬守キニ 戸田派武甲流薙刀術奥伝徳永千代子 全日本なぎなた連盟常務理事新田寿々代 戸田派武甲流薙刀術宗家針本登代子 全日本なぎなた連盟 四段福留寿子 日本女子体育大学 二段船原静江  全日本なぎなた連盟理事教士森田みどり 日本女子体育大学 二段吉井美恵子 全日本なぎなた連盟 錬士吉田定子  全日本なぎなた連盟理事 範士【なぎなた】取材協力  エスピーエヌ観世清和 能楽師望月信彦 宏道流挿花副家元写真等提供 浦上直 宮内庁正倉院 東京国立博物館大畑俊男 熊野神社(愛知県碧南市) 東北大学奥村和泰 三景 栃木県大平町中央公民館鴨川信之 浅草寺 便利堂曽根正康 全日本弓道連盟 武蔵御嶽神社大山祗神社 筑波大学体芸図書館・中央図書館 明治神宮教学部大塚巧藝社 東京芸術大学芸術資料館撮影 講談社写真部木村元明 仙波志郎小林洋 松川裕ほか

【状態】昭和58年発行のとても古い本です。布張り上製本の外観は経年並み良好。天・小口に経年並ヤケしみがそれなりにあります。
本文モノクロページ余白部に、経年ヤケしみあり、特に奥付~巻末の方に、経年しみが目立ちます。
カラー写真図版良好、目立った書込み・線引無し、問題なくお読みいただけると思います。(見落とし・入力ミスはご容赦ください)

<絶版・入手困難本>オークションにも滅多に出ない、貴重な一冊です。古本・品にご理解のある方、この機会にぜひ宜しくお願いいたします。

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