ご覧頂きありがとうございます。Pioneer往年のブックシェルフスピーカーS101 custom動作品です。本体のみの出品となります。今回整理のために出品いたします。（カバーもあります。）
本機の状態：整備後、日常使用しておりましたが、各ユニット正常に動作しておりました。
当方で行った整備の内容:本機は動作するが片方のスピーカーターミナルが折れて破損し、スピーカーケーブルが固定できないジャンクで入手。また、入手後中から何か転がる音がしたので、ターミナルを外したところ、スピーカーボックス中でネットワークのコイルが外れ、中ぶらりになっていました。もともと内側の縦の壁に接着剤で固定されていたようですが、30年という経年で接着剤が劣化し、剥がれて落下したようです。この褐色の接着剤は、コイルや電解コンデンサーの固定用に大量に使われていましたが、指で簡単にボロボロ崩れてしまいました。このままではもう一方のスピーカーも剥がれるのは時間の問題なので、当方では、純正のネットワークの再利用を諦め、ターミナルの新品交換にあわせ、ネットワークもフィルムコンデンサーを用いた市販の新品に交換しました。これに伴いネットワークのクロスオーバー周波数が、純正の2,500Hzから2,800Hzに変更されています。また純正は当時流行ったハンダを使わないカシメ配線になっていましたが、接触不要も心配なので、すべてハンダ付けに変更しています。スピーカーユニットとの接続は写真のように極性は正方向です。特に定位に違和感はありません。
また、純正のターミナルに近いターミナルが市販で見つからなかったため、当方でアルミのアダプタを設計し、金属加工業者で特注で製作しました。表面は塗装ではなく、黒アルマイト処理しています。（2枚で1万円かかりました。）
S101 ｃustomでは特有ですが、スピーカーユニットのアルミのヘアラインの美しかった外装フレームが経年で腐食し、見かけが非常に悪かったので、当方で研磨し、さらにシルバーで塗装しております。ぱっと見はきれいですが、近くでよく見ると塗装のはみ出しなどが少しあります。
外観ですが品ゆえ、写真のように外装にキズ、汚れ、角の凹み、打痕、塗装剥がれがありますが、製造された年代を考えると、保存状態は良いと思います。ターミナルやネットワークを交換しており、オリジナル品、美品をお求めの方は入札をお控えください。
S101 custom、S101の改良型で発売当時、かの長岡鉄男が雑誌で褒めていたことを思い出されます。30年以上前のスピーカーになりますが、日本でオーディオがまだ元気だった頃のパイオニアの本気を感じさせる製品で、小型ブックシェルフスピーカーとしての性能は、令和の同価格帯のスピーカーと比べて段違いに良いと思います。
支払方法：Yahoo！かんたん決済にてお願いします。
発送方法：送料出品者払い、ヤマト便で発送します。
お願い：30年前頃に製造された品であり、いつどこが故障するかわかりません。当方個人での出品のため性能保証及び修理することができません。それ故ノークレーム、返品にてお願いいたします。なお落札者様への到着時（当日）に故障していた場合には、当方に対し悪い出品者という評価を謹んでお受けいたします。当方平凡なサラリーマンのため平日日中は入金の確認やメールの対応、商品の発送ができない場合があります。極力迅速に対応いたしますのでよろしくお願いいたします。