食行身禄くうの生涯・附前行正古くう傳/田川正男/非売品/江戸時代の富士講行者・実践倫理を重視する身禄派をおこす/影願いの章・心願の章

商品説明


昭和56年 192ｐ　部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。

食行身禄 じきぎょう-みろく
1671－1733　江戸時代前期-中期の富士講行者。
寛文11年1月17日生まれ。江戸で油商として成功。17歳のとき富士講5世の月行〓(「曾」に“りっとう”)?(げつぎょう-そうちゅう)に入門。加持祈祷中心の村上光清(こうせい)の光清派を批判し,実践倫理を重視する身禄派をおこす。「身禄(弥勒(みろく))の世」の到来を予言し,富士山で断食入定(にゅうじょう),「烏帽子岩三十一日之巻」を口述し,享保(きょうほう)18年7月17日絶命。63歳。伊勢(いせ)(三重県)出身。俗名は伊藤伊兵衛。
出典　講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plus


序
三重県前教育委員長 斉藤文久
今を去ること約四百余年前、長谷川角行を 開祖とする「不二道」は民衆の宗教として世 々享け継がれたがその五代目尊師食行身禄 は二十三才の時志を立てて江戸に赴き、商業に 手を染めて大いに財をなした一方、真擘な不 二道の信徒となり、遂には五代尊師として不 二道中興の祖といわれるに到った。
この不二道は明治初年以来、「神道実行教」 となり神道十三派の一派として今尚その教え は脈々として流れ続けている。
食行身禄はあの厳しい制約のあった封建 社会の中にあって、現在の民主主義の基調と もいうべき個人の尊厳、男女同等、四民平等 を説かれたが、その点では単なる宗教家というより寧ろ斬新な思想家であったとも考えられる。
現代の民主主義を予見したこの偉大な先覚

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