薩摩鐔　無銘　保存刀装具鑑定書付　重さ約91.8g

------商品説明------
ご覧いただきありがとうございます。
保存刀装具の鑑定書が付属した、特徴的な小孔が開いてる薩摩鐔の出品です。

刀剣の形式が太刀様式から打刀様式になった際、鍛鉄を極めて薄手に叩き締めた古刀匠鐔や、古甲冑師鐔と呼ばれる素朴な風合いの鐔が作られるようになりました。

薩摩鐔は、多くが小振りなものとなっているが、これには示現流が大きく影響しているといわれています。
示現流特有の蜻蛉の構えの際、右こめかみに沿って構える為大振りでは無く、小振りで縦長の鐔を同派の使い手たちは用いていました。

薩摩鐔は上下に並ぶ小孔が開いたものが多く、これは細紐や針金を通して鞘の栗方に結びつけるための孔と言われております。
示現流では、「刀は抜くものにあらず、針金をもって鞘に結びつけよ。止むを得ず抜いた場合には、一刀のもとに敵を倒すべし」と教えているため、示現流の門弟たちは小孔をあけた鐔を用いました。

鐔の材料としては、鉄がもっとも多く用いられている事が多いです。

本鐔は鉄地に撫木瓜形の鐔で、時代を経た黒錆が美しく、地鉄は一流師が鍛えた鉄であると思わせる程、光沢があり手触りはとても滑らかです。
手につく様な錆は無く、深い色合いの黒錆が美しいです。
小振りの鐔で小孔が縦に開いている、掟通りの薩摩鐔です。

鉄地に布目の金象嵌で控えめな蔦が描かれております。
布目象嵌には剥がれはほとんど見られず、時代なりに保存状態が良いです。
銀の覆輪耳が、黒錆のシックな色合いと相まって美しいコントラストを醸し出しております。

日本美術刀剣保存協会から、保存刀装具として鑑定書が発行されております。

シンプルで使いやすいデザインなので、様々なお刀に合わせやすいと思われます。
実際にお持ちいただいてるお刀にお使いいただくのもオススメですが、鑑定書の付いたとても貴重な薩摩鐔をコレクションや歴史的資料として保存して頂くのも最適かと思われます。


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骨董品なので、経年の疲れなどがございます。神経質な方のご入札はご遠慮ください。
ご落札後はノー・クレーム＆ノー・リターンでお願い致します。画像をよくご覧になって入札いただけますよう、よろしくお願い致します。

皆様からの沢山のご入札、心よりお待ち申し上げております。

------サイズ------
縦…約7.1cm
横…約5.85cm
厚み…約4.4mm
茎櫃(縦)…約27.7mm
(横)…約8.4mm
重さ…約91.8g

------送付方法------
ヤマト運輸

------その他------
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